ハッカーと画家 備忘録
米国の人工物は粗雑である。
映画やソフトウェアを作るのはうまい
都市や車を作るのは下手くそである
これら2つの得意と不得意は1つの理由で説明できる。米国人の考え方が「Just do it」だからだ
とにかくやる、という方法には富を拡大し、技術を革新させる方法のようだ。
アップルがすごいのは、ハッカーとしての「とにかくやる」の精神を残しつつ、
まるで日本の製品のような緻密な製品であるためだ。アップルは例外だ。アップルの例は今までにない、2つを両立させるための、今後の励みとなる例だろう
確かにアメリカの車の質が悪い話はよく聞く。
GAFAのことですかね。
Google Amazon Facebook Apple
確かに全部アメリカ出身の企業だ
ここで全てを察する。
無計画にとにかくやってどうにかなるのがプログラミングである。
細かい整理は後からいくらでも変更が利く
書いたり消したりできるから
逆に無計画ではどうにもならないのが自動車や都市である。
逆に精密さが要求される自動車や都市はあとからの変更が効かない
(どちらがいいという話というより、場合によるという話)
ハッカーと画家は全然違う種類の人間に思えるがそんなことはない。 (Hackers and editors look another people but it is not true)
画家は全体像を作ってから細部を練りこんで行く(hacker makes overall first. Details are next.)
プログラムの仕様に完璧さを求めるのは不可能だ(It is impossible to make perfect program)
絵を描くということを、画家は絵を描きながら学ぶ(Editor learn what is editing by doing it.)
ハッカーも同じ、ハックしながら学ぶ(It is same to hacker. learning with hacking
科学者は今までの論文をみながら学んで行く(scientist learn with latest paper)
ハッカーはハックしながら学ぶ、最初は下手くそだが、失敗しながらだんだん上手くなっていく
他にも共通点はある。「それは先例に学ぶ」という点だ。
一般人は、プログラマーはプロジェクトマネージャーのビジョンやツールをコードへ変換する技師と見なされている。どうも大企業ではそれが普通らしい
ソフトウェアをデザインできるハッカーはほとんどいない
だから多くの企業では将来を一人の優秀なハッカーに任せるのではなく、委員会で設定したデザインをプログラマーが実装するのである。
意外ッ! 物を作るという点では同じだがそれ以外にも共通点があるということ
確かに!
絵の上手い友人がそう言っていた!「最初は全体像をイメージして。配置とかね。細部はあとで調節するから」
もしプログラミングと絵画が同じなら絵の具はさしあたり、プログラミング言語と言ったところか?
前回のJust Do Itですね!
ここで科学者との比較も出てくる
画家は美術館が大好きなので(当然だ)足繁く通う。プログラマーにとっての美術館はGitHubあたりかな?
しかし、インターネットは「自分が欲しいもの」しか見ることができない。なので、予期せぬ発見を知るためにはネットよりも展示会の方がいいと思う。誰かやってくれないかしら
もしも「プログラマーの美術館」があれば人気がでるだろうに
話が逸れるが、「観察力を磨く名画読解」という本があり、それは絵を見て観察力を鍛えるという本だ。 ここも共通点かもしれないが、ソースコードも絵画も、見るためにはある程度の観察力が必要なのかもしれない。
ベンチャーが勝つ理由 (How to Venture beat big company.)
いわゆる、「出る杭は打たれる」でしょうか? そのようにすれば出力を一定に保つことはできますね
実はここがポイント
大企業は平均的(委員会によってできる平均的)なデザインのソフトウェアをたくさんの人手をかけて作る。そのようにして、大企業は失敗を避けたがる
つまり一人の優秀なハッカーによるデザイン性で優れたソフトウェアが、数百万人の大企業によって生み出されるソフトウェアをもしのぐことができる。